わかるよ
みんな、自分ひとりで、抱えちゃうんだよね

...どうして、わかるの?


わたしが、そうだったからだよ




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むかしね、
「わたしは泣いちゃいけないんだ!」って
本気で、そう、思っていたの


わたしはいつも
笑っていないといけないんだ!って...


それは、きっと、
小さい頃に自分自身と交わした
『たったひとつの約束』だったんだろうね




* * *




「ニナちゃんは、笑顔が一番似合うよ」

いろんな人に、
何度もそう、言われた


そう言われるたびに、
わたしは笑っていないとダメなんだ!
って、思ったし


みんな、わたしが笑っていることを望んでいるんでしょ!って
そんなことまで思うようになったけど、


でも、
そんな風に笑い続けたわたしは
ある日とつぜん、限界を迎えたんだ




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「もっと、寄りかかっていいよ」

そう言われたとき
信じられないくらい、涙が出た




「そんなに頑張らなくていいよ」

大嫌いだったこの言葉に、
あの時はじめて
身を委ねてみようと思えた




きっと、わたしは、
頑張りたくて
頑張ってきたわけじゃない


ただ、頑張る自分しか知らなくて...

頑張らない自分になることが、
この世の何よりも、怖かっただけなんだ。わーん




* * *




わたしね
あの日のことは
一生、忘れないと思うよ


親にも
友だちにも
心を開けずに


頑張ることでしか
自分を支えられなかったわたしが
はじめて自分を緩めてみようと思えた日




世の中に溢れているはずの平凡な言葉が
どうしてあんなにも、すっと入ってきたのか
わからないけれど、


いつも強がって
ガチガチになっていたわたしの心に
ほんの少しだけ、隙間ができたんだろうね




今ではその隙間も
どんどん大きくなって...


たくさんの愛を
感じられるようになったけど...




なんだ...
この世は、こんなにも愛に溢れているんだ...!!
って...


きっと、
それを知ることが
すべてなんじゃないかって...

今では、そんな風に、思うんだ




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「自分を見つめる」なんていうことが
どこか難しいことではなくて


本当はものすごく愛に溢れていることなんだよ
ということを...
ご縁の繋がる人に、伝えたい




自分が
変わるためではなくて
何かを成し遂げるためでもない


ただ、
大切な人との間に流れる愛の奇跡って
本当に美しいものだから...

それだけを大切に...

生きていきたいね


Nina*