ある人が言った。
 
子どもの頃、医者になりたいと思っていたのは、
そう言うとお母さんが喜んだから。
きっと、本当にやりたいことがあったはずなのに、それを全然思い出せない

と・・・。


わたしも、親を喜ばせたい、褒められたいというタイプだったから
すごくよくわかる。 
勉強をがんばったのも、
エレクトーンをがんばったのも、
いつも期待に応えないといけない!と思っていたような気がする。


貧血になってもエレクトーンをがんばっていたわたしは、
それを好きなのかどうかもわからなくて、
その頃から「好きだからやる」という当たり前の流れを失っていたのかもしれない。


「好きだからやる」のではなくて、
ママが言うから・ママが喜ぶから・ママの笑顔が見たいから・・・
わたしの基準は、
いつだって "大好きなママ" だった。 



* * * 



好きなことを仕事にしている人は
きっと20歳くらいまでの間に自分の好きなことを見つけ、
それにのめり込んだり追求したりしていく中で、
ごく自然な流れで、それを仕事にしていくのだろう。


わたしはふつうに大学に行き、
ふつうの企業に就職することが安全なことだと思っていた。


心のどこかでやりたいことがあっても、
安全な道を踏み外すことが
できなかった。




でも、
20歳までの間に自分の好きを追求できなかったのなら、
"本当の好きを追求していく大人" を今からだって、
始めよう。 

10歳で気づく人も、20歳で気づく人も、50歳で気づく人もいる。
いくつになってもいいから、
「あぁ、自分の道はこれだったのか!」と
探し続けたものをこの手で掴む、そんな大人でありたいね。



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ーーー だから、子どもに戻るの ーーー



あの頃、諦めた遊び
心に封印してしまったあの遊び
 
飽きるまでできたらどんなに良かっただろうと胸が熱くなる、
そんな遊び、遊び、遊びをね・・・


今からたっぷり始めるの
子どものように・・・始めるの



Nina* 



写真:jill111